デザインのコツを押さえる「さ・し・す・せ・そ」
うーん、何だかデザインのクオリティがイマイチ。。。
意識するだけで改善できる「さしすせそ」をお教えします!
「さ」察する
「察する」とは「依頼主の意図や見えない課題を汲み取ってデザインに落とし込んであげる」ことです。
デザインを依頼するということは、必ず目的や課題があります。
しかし、依頼主はその課題をデザインで解決する術を知らないことも多いです。
例えば
「もっと若者にウケるようにしたいんだけど、若者向けのイケてるデザインにしてくれない?」
という依頼があったとします。
ここで、安易に流行っている若者向けのデザインを取り入れて解決できるのでしょうか?
前提となる課題として、作った広告を見てもらえていないとか、商品自体が若者向けにするには無理があるなどの状態である可能性もあります。
そういった見えない課題の部分を察して解決につながるようなデザインを提案してあげることで、依頼主との信頼関係も高まり、より本質的な課題解決につながるデザインになっていきます。
プロデュースやディレクションの領域にも踏み込んだ内容ですが、デザイナーにもこのような視点がもっと求められるようになります。
誰でも簡単に扱えるデザインツールもたくさん開発されているので、ビジュアルを整えるだけのデザイナーは不要になってしまうのです。
自分の価値を高めるためにも、提案力を身につけましょう。
「し」調べる
デザイナーは、いろいろな種類の商材を扱う職種です。
例えば、美容系のサービスのWEBサイトだったり、動物園のイベントのチラシだったり、クレジットカードの解説パンフレットだったり……。
そんなとき、雰囲気で作るのではなく、美容や動物、クレジットカードについて少しでも調べてから作ると、そのもの本当のメリットや効果的な見せ方が浮かんだりするのです。
私はIT系のサービスのWEBサイトやパンフレットなどを作ることが多いのですが、依頼内容には専門用語が多くてよくわかりません。
そこで、自分でどんなメリットがあるのかを調べたり依頼主から聞き出していくことで、同じくあまり詳しくない人にとってもわかりやすい説明になるよう心がけています。
自分が情報のフィルターになるイメージですね。
デザインの引き出しを増やすことで今後に仕事に生かすことができるだけでなく、単純に様々な教養が身につくので人生をより豊かにしてくれます。
デザインをより魅力的にせるためにも、対象について調べるようにしましょう。
「す」好きになる
自分の制作物を好きになってください。
好きではないもを「もっと良くしよう!」と思えるモチベーションを保つのって中々難しいですよね。
作っているものは自分の時間を削り出して形に変えている我が子のようなものだとよく言われます。
自分の子どもならもっと頑張って魅力的にしようと思いませんか?
ただし、甘やかしすぎてはいけません。
「大好き最高!直すところなんてない!」となってしまってはそこでクオリティは頭打ちです。
可愛い子には旅をさせよという言葉があります。
好きだからこそ、悪いところを頑張って探して取り除いてあげましょう。
良いものには必ず作り手の愛が込められているものです。
「せ」説明する
なんかデザインがいまいちだなぁと思うとき、一度そのデザインを説明してみてください。
なぜ文字はその色なのか、なぜその画像はそこに配置したのか、なぜ枠線の角を丸くしたのか。
すべてに理由があるはずです。
もしも理由が説明できない部分があったとしたら、そこがデザインのうまくいかない原因です。
何も先入観のない他人に説明するのがベストですが、私がよくやるのは頭の中で自分に説明するという思考法です。
説明しようとすると、一度デザインを客観的な視点に切り替えて観察できます。
ずっと同じ画面で作業していると、何となくで置いてしまったものも気付きにくくなるので、改めて見るとあれ?となることも多いです。
客観的な視点を確保するためにも、デザインを説明してみましょう。
「そ」外に出す
自分の作ったものを積極的に外に出していきましょう。
仕事で作ったものはむずかしいかもしれませんが、自主制作やスクールの課題など、成果物をポートフォリをにまとめて発信するのは有効な手段です。
今はSNSや作品共有サービスもたくさんあります。
他人に見てもらうことを意識すると、今まで気付いていなかった細かい部分も気になってきたりしますし、見た人からフィードバックをもらえる場合もあります。
作品を通じて自分のスキルをアピールすることで仕事につながる可能性もあるので、フリーランスを目指す方には特にオススメです。
デザインをアウトプットするのにおすすめなサービスがfeeputです。
デザインした作品を投稿すると、フィードバックを受けられたり、自分も他の人の作品にフィードバックを残すことができます。
自分一人で悩むよりもはるかに効率よくブラッシュアップをすることができるので、こうしたサービスを活用して他の人の意見を取り入れましょう。
まとめ 意識だけでデザインのクオリティは上げられます
以上、デザインのクオリティを上げるさしすせそでした。
お気づきかもしれませんが、ここに挙げた内容は練習しないと習得できないテクニックではありません。
意識一つ変えるだけで改善できるものばかりです。
特に初心者にとっては、時間をかけてツールの使い方を習得したりするよりも簡単に変えられて、改善できる幅も大きい大切な要素です。
これらを意識してみて、デザインのクオリティを上げてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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