デザインのアイディアが思いつかないときに|やるべきこと4選
デザインのアイディアが思いつかなくて間に合わない…!
一旦手を止めて頭を切り替えましょう
デザイナーが抱える悩みの一つに「アイディアが出ない」ってありますよね。
それはどんなにすごいデザイナーでも起こる問題で、決してあなたがダメなデザイナーだからではありません。
そういうときは、一旦手を止めましょう。
ずっと同じことを考え続けると、考えが頭の中をぐるぐる回ってまとまらないですし、客観的な視点もどんどん失われていきます。
それでは、手を止めてなにをするべきなのか。
今回は効果的な頭の切替えテクニックを紹介します。
参考になるサイトや本を見る
デザインは自分の中のひらめきだけで作っていくのには限界があります。
時にはいいデザインを見てインプットすることが大切です。
以下にオススメの参考サイト・書籍を紹介します。
おすすめの参考サイト
① SANKOU!
デザインの優れているWEBサイトを集めたギャラリーサイトです。
パラパラと眺めて気になったものを見てみるだけでも刺激になりますし、カテゴリやテイストで絞り込めるので、自分が求めているデザインを探しやすいです。
② Pinterest
Pinterestは、WEB上の画像を収集して共有できるSNSです。
「デザイン」などの関連ワードで検索をすると、他の人が集めた画像を一覧でき、自分でも気に入ったものがあれば「ピン」と呼ばれるブックマークができます。
情報量が豊富で、検索ワードによって様々なジャンルのデザインを探せるのでとても便利です。
③ Behance
BehanceはAdobeが提供しているクリエイターのためのSNSツールです。
自分が作った作品をアップロードしてポートフォリオとして使うものなので、全世界のクリエイターの作品を見られます。
デザインからアート作品まで色々あるので、眺めているだけで刺激を受けてインスピレーションが湧いてきます。
おすすめの参考書籍
① なるほどデザイン
多くのサイトで紹介されている定番の本ですが、定番になるにはやはり理由があります。
この本では、デザインの考え方について画像を多く用いたわかりやすい事例をあげて紹介しています。
これからデザインを始めようという初心者にも参考になり、デザイナーになって何年か経ってからあらためて読んでも新たな発見がある素晴らしい参考書です。
また、個々で紹介されているのはデザインのソフトを使ったテクニックなどではなく、デザインの考え方についてなので、どれだけ時間が立ってデザイナーを取り巻く環境が変わっても、基盤としてしっかりと残るノウハウになっています。
② 何度も読みたい広告コピー
こちらはデザインではなくコピーライトの本なのですが、コピーはデザインに通ずる部分が大きいです。
言いたいことがたくさんある中から、本当に伝えたいことを絞って絞って絞り出したのが広告コピーです。
そうして出てきたコピーが心に響くように、伝えたいことをギュッとまとめたデザインは自然と目を引きつけます。
③ 地域の魅力を引き出す!リニューアルデザイン
既存の商品の魅力をデザインで引き出していこう!という内容です。
元のデザインと見比べることができるので、どのような過程で商品の魅力を引き出しているのかわかりやすいです。
パッケージデザインの分野にはなりますが、考え方は多くのカテゴリに当てはまるものだと思います。
参考にする際は、ただ「へぇ~」と眺めるだけでなく、必ず自分のしごとに置き換えて考えましょう。
なにがいいのか、どうしたらもっとよくなるかを分析しながら見ると、印象にも残りやすいですよ。
他の人に見てもらう
第三者の目は大切
作業中は一人で黙々と画面に向き合ってデザインすることが多いですが、そうするとどうしても視野が狭くなって凝り固まってしまうのも事実です。
そこで、周りの人に助言や感想を求めることで、自分でも気が付かなかった問題点に気づけたり、自分がいまいちだと思っている部分が意外と高評価だったりと、第三者の価値観で測ってもらうことが新たな視点を生みます。
デザイナーじゃない人からヒントが貰えることも
デザインのことだからと先輩デザイナーにばかり助言を求めるのはおすすめしません。
デザイナーとしての目線だと、自分と限りなく近くなってしまうからです。
新たな気づきを得るためには、自分からなるべく遠い立ち位置にいる人の意見に耳を傾けるのがおすすめです。
例えば、社内だったらデザイナーでない営業などの職種の同僚だったり、家で家族に意見を求めてみたり(機密情報には注意!)
デザイナーとは気になる部分が違ったりすることが多いので、より多角的な視点からデザインを分析できます。
外に出る
頭が凝り固まってもやもやしているなと感じたら、一度外に出てぼーっと散歩する時間も必要です。
頭をリフレッシュすると、今まで見ていた画面がまた違って見えるということはよくあります。
また、街中に出ると看板や広告がたくさん目に入ってくるので、自然とインプットをできます。
1日置いてみる
考えが詰まってきた時、残業して頑張って終わらせようとするよりも、一旦帰って次の日に考え直したほうが良いアイディアが浮かぶことはよくあります。
先程の外に出るとも似ていますが、いったん距離をとって俯瞰してみると、新たな気持で客観的に判断することができるようになるからです。
人間が1日のうちに集中できる時間は限られているので、残業してまで作業時間を増やすのは効率的ではありません。
無理せず余裕をもたせるのも、クリエイティブな思考を生み出すテクニックなのです。
まとめ
以上、デザインのアイディアが思いつかないときにやるべきこと4選の紹介でした。
どんなに優秀なデザイナーでも、常にいいアイディアがポンポンと浮かんでくるわけではありません。
頭が凝り固まったときには他の人の意見を取り入れたりリフレッシュすることで、効率よくデザインの幅を広げていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。