デザイナーに資格は必要ありません|就活で有利になる条件とは?

デザイン就活ノウハウ

未経験でデザイナーになりたいけど、資格とか持っておいたほうが就活で有利なのかな…?

無理に資格を取る必要はありません。その理由を説明しますね。

未経験からデザイナーを目指しているあなた。
実績のないうちに就活で何をアピールすればよいのか悩んでいませんか?

資格を取ると履歴書にも書けるので有利になりそうなイメージがありますが、実はあれ、それほど役には立ちません…。

今回は、デザイナーの採用も担当している筆者が未経験からデザイナーになるための就活に本当に必要なことを紹介します。


デザイナーに資格は必要ありません

WEBの勉強をしている人のイメージ

タイトルでも言っている通り、デザイナーになるためには資格を取る必要はありません。

理由は、実際にデザインの現場に出たときに資格が役立つ場面は少なく、資格よりもっと重要視したい部分があると面接官は考えるからです。

企業によってその重視する点は様々ですが、未経験採用の場合は即戦力として期待して採用するわけではないので、技術的な面よりも人間性や意欲を基準に判断されることが多いです

資格勉強をすることでデザインの基礎的な理論を学ぶことはできるので、自分の知識を増やすために勉強することは無駄ではありません。

しかし、もっと効率よく自分の価値を高めるために、資格勉強をする時間でできることが他にないでしょうか?


就活のために必要なもの

資格を取る代わりに、就活で必要なものの中でも特に重要な2つを紹介します。

  • デザインへの意欲
  • ポートフォリオ

これだけです、それぞれ詳しく紹介します。


①デザインへの意欲をアピールしよう

デザインを勉強している人

未経験で就職する場合、デザインについて勉強する意欲があるかどうかは大切です。

未経験採用の場合、入社後は会社で研修をする必要があります。
そのため、どれほど勉強に意欲があるか、デザインに興味があるかをアピールすることで、入社後も積極的にスキルを磨き成長していく人材であると認めてもらうことができます。

「資格をとったら意欲をアピールにならないの?」と思うかもしれません。
確かに勉強しているというアピールにはなりますが、それよりもいい方法があります。

具体的には、デザインスクールに通ったり、デザイン事務所でインターンをしたりなど、外に出て行動した実績があると評価が上がりやすくなります

理由は、資格勉強のような一人で黙々とやる作業よりも、他の人とコミュニケーションを取りながら物を作り出すという経験が、実際のデザインの現場では必要になる要素だからです。

まずは自分から行動して、勉強意欲をアピールできる実績を残しましょう。


②ポートフォリオを作ろう

ポートフォリオとは、自分が今まで作ったものをひとつの冊子やWEBサイトにまとめたものです。制作実績をアピールするために使われます。

▶詳しくは:ポートフォリオとは?|デザイン用語辞典

未経験の場合、実務での制作実績がないので見せるものがないと不安になるかもしれませんが、デザイナーとして就職していなくても作品を作ることはできます。
たとえクオリティに自信がなくても、個人として制作をした実績があることで意欲をアピールすることもできます。

「何かを作ったことがある」という事実は「何も作ったことがない」人よりも確実に優位に立つことができます

でも、実務経験もないのに何をポートフォリオに載せたらいいの?

実際にデザインを制作しましょう。具体的な方法をお教えします。


制作実績を作るために

実績を作るために手軽にできることは下記の3点です。

  • デザインスクールで課題を制作する
  • 知り合いやSNSで仕事を募る
  • クラウドソーシングを利用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①デザインスクールの課題を制作する

未経験向けのデザインスクールは数多く存在します。
実践的な課題を出されることもあり、その課題をこなすことで制作実績を作ることができます。
中には無料で受講できるスクールや、働きながら休日に通えるようなスクールもあるので、興味のある方はぜひ探してみてください。

中でも「TECH::CAMPオンラインデザイナーコース 」は、講座内容が充実していておすすめです、無料カウンセリングを実施しているので、デザイナーとしてやっていけるかなど、カウンセリングだけでも受けてみてはいかがでしょうか。


②知り合いやSNSで仕事を募る

知り合いやSNSで、なにか作って欲しいものがある人がいないかを探すのも一つの手です。
人に頼まれてものを作る、というのはデザイナーとして最も基本的な仕事の流れなので、そこを経験できるのは強みとなります。
相手の好みや目的を聞き出し、それに合うようなデザインを制作するうちに、様々な能力を培うことができます。


③クラウドソーシングを利用する

身近にデザインを頼みたい人がいない場合は、クラウドソーシングを利用することもできます。

クラウドソーシングとは、企業が不特定多数の人に向けてデザインやアイディアを募るサービスのことです。
多数の応募作品から採用作品を選出するコンペ方式であれば基本的には誰でも参加することができます。

さらに、応募した作品が採用されれば報酬金をもらうこともできるので、ちょっとした収入になる可能性もあります。採用されなかったとしても、自分の実績として残すことができるのでおすすめです。

▶詳しくは:クラウドソーシングとは?|デザイン用語辞典


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まとめ

以上、資格が必要ない理由と未経験からデザイナーを目指すためにやるべきことの紹介でした。

実際にものを作れば作るほど、失敗も含めて自分の中に経験として蓄積していくので、まずは手を動かすことが大切です。
デザイナーとしてのキャリアをスタートさせるため、是非一歩足を踏み出してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。





Otto!

美大を卒業後、デザインプロダクションでデザイナーを5年。 その後、IT企業のPR戦略室でブランディングデザインを担当。 WEBデザインを中心に、ユーザーに寄...

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