タイポグラフィとは?

デザイン用語辞典

タイポグラフィとは

タイポグラフィとは、元々は「印刷物における文字の体裁を整える技術」という意味の言葉です。

英語では Typography と表記されます。
日本語に直訳してみると、タイポ(typo→type)はタイプライターで文字を打つことで、グラフィ(graphy)は画風や書法といった意味を持ちます。

現在では意味の定義が広がってきていて、デザインの現場では下記の2つの意味で使われる場合が多いです。

  1. 画面に読みやすく、美しく文字を配置する技法
  2. 文字をデザインの要素として使用すること


それぞれについて具体的に解説していきます。

① 画面に読みやすく、美しく文字を配置する技法

文字の可読性や視認性、見た目の美しさなどを考慮して適切な配置やフォントを決めることをタイポグラフィと呼びます。

見た目だけでなく、文字の内容を整理して優先順位をはっきりとさせることで、情報を素早く伝える手段としても使われます

例えば、ブログやレポートなどで「見出しは大きくして、注釈は小さめで…」という文字情報の視覚的な整理もタイポグラフィの一種と言えます。


② 文字をデザインの要素として使用すること

文字をデザインの装飾として使用する手法のことや、文字のみでデザインされた表現作品のこともタイポグラフィと呼びます。

この場合、読みやすさや情報の整理というよりは、デザインの中で目立つ必要があるので、個性的なフォントを使用したり自分で文字を作ることもあります

  • デザインのレイアウトの中で、目立たせたい文字を装飾的に表現する
  • 文字をメインにしたポスターやアート作品に使う

といった目的で使用されます。


このように、同じタイポグラフィという名称でも使われ方が全く異なるので注意が必要です。

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美大を卒業後、デザインプロダクションでデザイナーを5年。 その後、IT企業のPR戦略室でブランディングデザインを担当。 WEBデザインを中心に、ユーザーに寄...

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