UI/UXデザイナーとは?仕事内容・年収・将来性を紹介
デザイナーの種類のひとつ「UI/UXデザイナー」
比較的新しい職業ですが、今後需要がどんどん拡大していくことが見込まれます。
ところでUIとUX、どう違うかご存知でしょうか?
この記事では、UI/UXデザイナーを目指すあなたの ↓
- UI/UXデザイナーってどういう仕事?
- 未経験からUI/UXデザイナーになるにはどうすればいいの?
という疑問にお答えします。
デザイナー歴5年以上、大手IT企業でブランディングデザインを担当している私が紹介します
UI/UXデザイナーとは
まずはUI/UXデザイナーとはどのような職業なのか
- 仕事内容
- 年収
- 将来性
を紹介します。
UI/UXデザイナーの仕事内容
UIデザイナーとUXデザイナーはセットで語られることが多いですが、その仕事の範囲は大きく異なります。
UIデザイナーの仕事内容
UIとは「User Interface(ユーザーインターフェース)」つまりユーザーと製品が接する点のことです。
例えばホームページであれば、表示されるデザイン、フォントなどユーザーが目にする部分はすべてUIです。
UIデザイナーの役割は、このUIを整えてユーザーが使いやすいデザインにしていくことです。
例えばスマートフォンアプリでは、押しやすいボタンの位置、見やすい配色、読みやすい文字など、使いやすさを意識して、ユーザーにストレスを与えないようなアプリデザインを作ります。
UXデザイナーの仕事
UXとは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」、つまりユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験のことです。
例えばスマートフォンアプリでは、デザインがきれいというだけではなく、表示が早い、サービスの質が高い、サポートが丁寧、など
目に見える部分以外の要素も含みます。
UXデザイナーの仕事は、このUXを改善して、「使っていて心地いい」と思われるデザインを作ることです。
UIもUXのうちの一つに含まれるので、UIデザイナーよりもUXデザイナーの方が業務の幅は広いです。
また、UXデザイナーは全体を統括して、UIは専門のデザイナーに依頼するなど、分業をすることも多々あります。
UI/UXデザイナーの年収
年収は企業により異なりますが、30代の平均は下記の数字であると言われています。
- 中小企業:300~400万円
- 大手企業:500~800万円
20~65歳のUI/UXデザイナーの平均年収は500万円と言われています。
まだ新しい職種で、需要も高いので、グラフィックデザイナーやWEBデザイナーよりも収入は多めです。
また、実務を通してスキルを磨くことができればフリーランスとして活躍することもできます。
フリーランスの年収はバラツキが大きいですが、下記に一例を挙げます。
- 独立して数年間:300~600万円
- 実績を積むと:800~1,000万円
フリーランスは自分の実力や努力、運に左右され不安定な印象ではあります。
しかし、成功すれば会社員よりも多く稼げるので、比較的フリーランスになりやすいのはUI/UXデザイナーのメリットでもあります。
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UI/UXデザイナーの将来性
UI/UXデザインは、これからも需要が増えていくので将来性も高いとされています。
しかし、その分UI/UXデザイナーを目指す人は増加しており、競争を勝ち抜いていく必要があります。
そこで、他のデザイナーにはない自分だけの武器を作るのが大切になってきます。
独自の強みになる例としては以下のようなものがあります。
- 新しい技術への対応力
- 顧客目線の企画力
UI/UXデザイナーとして自分の価値を高めていくために、他のスキルについても勉強していきましょう。
未経験からUI/UXデザイナーになるには
では、未経験からUI/UXデザイナーになるにはどうすればいいのでしょうか
- 向いている人
- 必要なスキル
- 就職・転職する方法
を紹介します。
UI/UXデザイナーに向いている人
UI/UXデザイナーに向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 情報を構造的に考えられる人
- 新しい技術を勉強するのが好きな人
- ユーザーの目線に立てる人
情報を構造的に考えられる人
UIやUXは、表面上のデザインだけで解決するものではありません。
ユーザーの動きや心理などに合わせて情報を構造的に組み立てる必要があります。
そうして情報を最適化するための設計が、デザインという言葉の持つ本質的な意味です。
②新しい技術を勉強するのが好きな人
UIの世界は、絶えず新しい技術やトレンドが生まれています。
ハードウェアの変遷も目まぐるしく、常に最新の情報を取得していく必要があります。
積み上げてきたスキルに固執せず、新しいものを吸収し続ける好奇心が、UI/UXデザイナーとして長く活躍する秘訣です。
③ユーザーの目線に立てる人
「ユーザー」インターフェイス、「ユーザー」エクスペリエンスと名前につくように、UI/UXはユーザーとの関係を常に考えていないといけない仕事です。
ユーザーに最高の体験を届けるためには、ユーザーの目線に立ってどうしたらもっと良くなるかを考える力が求められます。
自分よがりにならないよう、いろいろな視点でものを見る癖をつけましょう。
UI/UXデザイナーに必要なスキル
UI/UXデザイナーに必要なスキルを紹介します。
- デザインソフトウェア
- 論理的に考えるスキル
- ビジュアルコミュニケーション能力
①デザインソフトウェア
デザイナーという職業なので、まずはデザインをするために使うツールのスキルから習得しましょう。
UIのデザインでは主に
- Photoshop
- Illustrator
- XD
- Sketch
などをしようします。
Sketch以外はAdobeという会社が開発しているソフトウェアです。
Adobe CCという月額制のサービスに加入するとすべてが使えるようになります。
高額なので契約するのは勇気がいりますが、デザイナーとしてキャリアを積むためには欠かせないスキル。
自分への投資だと思って利用してみることをおすすめします。
ちなみに、7日間の無料体験期間もあります。
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②論理的に考えるスキル
UI、そしてUXはビジュアルとして美しく作ることはもちろん、ユーザーが使いやすい製品にするために動線や利便性を意識して論理的に構築していく必要があります。
一度作って終わり、ではなく完成後も何度も分析を繰り返して最適なデザインを追求していく粘り強さも必要です。
自分の使っている様々なサービスを分析してみて、何が良いのか、もっと良くできる部分はないかと考えてみることで、論理的に考えるスキルを身につけていきましょう。
③コミュニケーション能力
特にUXデザイナーだと、クライアントやディレクター、他のデザイナーなどとコミュニケーションをとる機会が多くなります。
その際に自分の意見を押し付けるような一方的な態度をとってはいけません。
あくまで相手の気持ちを考えて寄り添っていくことがよりよいコミュニケーションを生み出します。
それは実際にデザインする際にも重要な点になります。
製品やサービスを通してユーザーとコミュニケーションをとるのも、UI/UXデザイナーの役割なのです。
UI/UXデザイナーに就職・転職する方法
UI/UXデザイナーになるためには、以下のステップを踏むのが一般的です。
- UI/UXデザインの勉強をする
- 求人を探す
- ポートフォリオを作る
①UI/UXデザインの勉強をする
未経験可となっている求人でも、何も勉強せずに応募すると流石に受からない可能性が高いです。
まずは勉強しましょう。
勉強する方法は、独学とスクールに通う方法があります。
独学だと、WEBと本を組み合わせて使うことをおすすめします。
WEBだけだと、最新の情報を検索できる分、信頼性に書ける場合が多いからです。
WEB | 本 | |
情報の新しさ | ◎ | △ |
情報の正確性 | △ | ◎ |
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デザインスクールは数多くありますが、その中でもオススメなのがTECH::CAMPオンラインデザイナーコースです。
社会人にも嬉しい休日・夜間コースがある他、UI/UXデザイナーになれなかった場合はなんと受講料を全額返金するという就職保証があります。
それだけUI/UXデザイナーとして就職させることに自信があるということでもあるので、無料のカウンセリングだけでも申し込んでみてはいかがでしょうか?
②求人を探す
勉強してある程度のスキルが身についたら、求人を探してみましょう。
求人を探すのにオススメなのは、クリエイター職に特化した求人サイトを利用すること。
上記のようなサイトでは、総合求人サイトよりもクリエイター職の求人が豊富なので、希望の求人を見つけやすいです。
③ポートフォリオを作る
デザイナー職の就活には、ポートフォリオがあると有利です。
ポートフォリオについては下記の記事をお読みください。
ポートフォリオを作るよりも求人を探す順番が前なのは、応募する企業に合わせてポートフォリオを作成するとより効果的だからです。
作り分けるほど作品数がないよ~という人は、ポートフォリオを先に作ってしまって一括で応募してしまってもいいです。
まとめ
以上、UI/UXデザイナーとはどんな職業なのかの解説でした。
デザイナーにも色々な種類があります。
しっかりと調べて自分に向いていそうな職種を見つけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。